2017年12月14日木曜日

七国山で大学生のインターンシップを行いました



《たがやす人を訪ねて②その壱》

七国山で大学生がインターンシップ




 今年も色々な農業体験を受け入れてきた「たがやす」。今回は10月に行なわれたインターンシップの様子をレポートします。
 

10月初めなのに冬のような冷え込みとなった七国ファームに、管理栄養士を目指す女子大生6人が都内からやってきました。生活クラブからの依頼で毎年たがやすが大学生のインターンシップを受け入れるこの取り組み。どの学生も畑に来るのは幼児期のいもほり以来とか。見るもの全てが珍しいようです。




まずは木次さんが農園全体を案内。
次に浅井さんと輪湖さんによるコマツナ、シュンギクのタネまき体験。あらかじめ美しく整備された畝に皆で入り、「タネは親指と人差し指をすり合わせながら均等にまいてね」と分かりやすくまき方を伝授します。
「白い手がまぶしいわ~」と快活な口調で学生たちの緊張を解きほぐしつつ、時々は作業の仕方や出来ばえを鋭くチェック。






シュンギク・コマツナがコンパニオンプランツの関係であること、光が大好きなので土はやさしくうすくかけて水やりもそっと等々、丁寧な説明を受けて、仕上げに水やり。学生たちは、タネを流さないようこわごわジョウロを傾けていました。


 
その後、木次さんのダイコンの間引き、小林さん浅井さんによる秋ジャガの芽かき…と流れるように体験授業が進みます。
このほかゴマの実を採る場面やミョウガのなる様子を観察したり、重い堆肥の切り返しも体験。午前中をフルに動き回った学生たち。最後に現場でレポートを書いて提出。
レポートには農業の繊細さや苦労、責任を持って食に関わるすばらしさに気づけたこと、丁寧に説明・体験を進めてくれたスタッフへの感謝などがつづられていました。

 
 

ひとつの体験が終わると次の講師がすぐ講習を開始、集中力を切らさずスムーズに盛りだくさんの体験を進める巧みさはさすが。
スタッフが入念に打ち合わせて準備を進めていたことがうかがえます。厳しさの中に講師の個性がにじみ出た楽しい授業風景でした。




毎週末の研修生にも農作業の楽しさをこんな風に伝えているのだなと目に浮かびます。早くも来年度の援農研修に参加したいと問い合わせが来ています。



 

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