2017年6月27日火曜日

農家を支える援農ボランティア




農家を支える援農ボランティア 

《たがやす人を訪ねて①その壱》


 
 今回は、多様化を続けるたがやすの活動。会員の皆さんの活動の一端を紹介します。




 
5月末、援農ボランティアが活躍している南大谷の農家を訪ねました。
ずらりと並んだトマトの支柱をしっかりと固定する作業が、蒸し暑さの中で淡々と進みます。
佐藤さん宅では3人の援農者が、山の上まで続く畑を丁寧にお世話していました。
トマトに均等に日が当たるよう、鳥や風雨で傷まないよう、茂内さんと平野(脩)さんが畝の両側からつっかい棒やアーチを何重にも設置。
 
 
 
5列並んだ畝にかかるアーチがゆるまないよう確認作業を長時間にわたって進める様子からは、根気とトマトへの気持ちが伝わってきます。
すぐ近くの直売所でも販売している野菜には、こんなに手がかかっているんですね。
 
 
 
 
 
佐藤家の奥様・サチ子さんは、学校給食でも好評だった有機野菜をずっと手がけてきたものの、「最近は人手が足りなくて…」
それでも「たがやすの援農者さんたちのおかげで、うちの野菜を待っていて下さるお客様に届けることができているんですよ」と話してくださいました。
 
 
 
この日の午後から植えようと、前日にラッカセイのタネを準備したという佐藤さん。
昨年秋に収穫したラッカセイを殻付きで保存してあり、3時間かけてその殻をむいたとか。
「本当に疲れたけど、援農者の皆さんが植えてくれるというのでがんばりました」
植える前日に殻をむいて水に浸しておくのがポイントだそうです
 
 
水に浸したラッカセイのタネ(右)と浸していないもの
 
 

 
 
 
裏山を登ると、なんと美しい竹林。たけのこ掘りの時期は過ぎていましたが、「ハチク」が出ていました。佐藤さんいわく「ハチクはあく抜き不要でおいしいの。お客さんにもハチクまだ?と聞かれてるんですよ」と、すぐに皮をむいて煮る準備。
 
 
さっそくハチクの皮をむいてお昼ご飯用に煮るそうです

坂の途中にも畑がいくつも
 
 
34年熟成して層ができた堆肥の山。その横には、雨水を貯めてあるタンク。
さらに急な坂を梯子で登った上にも、畑が左右に点在。
いずれも先代と木次さんが丹精こめて作ったといいます。
佐藤さんが「たがやす」に寄せる信頼の深さがうかがえました。
 


山上から住宅地を見下ろす木次さん
 

 
 

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